相手を褒めるということは、「自分はあなたを好意的に思っていますよ。」という信号を送ることでもあります。
そして、多くの人は自分のことを好意的に思ってくれる人を好意的に思うようになります。
自分に対して好意的な人が、自分を傷つけることは無いですし、おおむね協力的だからです。
つまり、うまく人を褒めることが出来ると、人間関係が円滑になり、人から好かれることにつながります。
あなたは誰かを褒めるときに、ためらってタイミングを失ってしまうといったことはありませんか。
そういった経験をしたことがある人は消して少なくはないはずです。
それにしても、褒めることは特に悪いことでもないのに、なぜ、褒めることをためらってしまうのでしょうか。
褒めることが嫌味やゴマすりに聞こえてしまうことも…。
善意で褒めたつもりが、相手に余計な誤解を招いてしまう。
実際、時と場合によってはそういったことが起こります。
その原因はひとつではないのですが、いくつか考えられる理由のひとつに褒める相手の興味があります。
人は自分が興味を持っていることに対して褒められると、とても嬉しいうれしいのですが、興味のないことやコンプレックスを抱いているような部分を褒められると、ネガティブに受け取ってしまうことがあります。
例えば、絵を描くのが好きな人に対して、描いた絵を褒めると大変喜ばれるのですが、世の中には絵が下手でコンプレックスを抱いている人も大勢います。そういった人が不本意に描いた絵を見て、「とても素敵ですね」と褒めたとしてもそれを素直に喜べる人はそれほど多くはありません。
あまり触れられたくない部分に対して話しかけられると、多くの人は対応にあせってしまい、ポジティブな判断がしづらくなります。相手の言葉の意味ではなく、自分が抱いているイメージで相手の言葉を受け取ってしまうので、ネガティブな判断が選考してしまうのです。
しかし、逆に自分が好んでいるもの、ポジティブに考えられるものに対して褒められると、その効果は倍増です。絵を描くのが好きな人が「あなたの絵は素敵ね」と褒められると、とても嬉しくなりますし、褒めてくれた相手に好印象を持つはずです。
また、相手も気持ちよく話すことができるので、そこから会話も弾みますし、関係を深めることもできます。
ですから、あなたが周囲の人にすかれたいと思った場合、周囲の人の好むことをよく知っておくことができれば、それを褒めたり話題に上げることで、よりよい関係が気づくことができるのです。
また、周囲の人が嫌う物事を同時に把握しておくことで、無意識に相手を傷つけたり、褒めたつもりが嫌味にとられたりすることもなくなるのです。